人生を変えた30歳からの旅と結婚

はじめての寮生活 !実家から脱出!【三重/志摩】

歳を聞かれて、「三十路!」と言っていられるのもあと半年。

 

インドから帰国後、ヴィパッサナ瞑想にも行けた私の次のやりたいことは『実家を脱出すること』でありました。

 

まわりの結婚・出産など環境の変化はおめでたいけど、「わたしはまだ結婚とか出産とかしたくない」とはなかなか言えず。

 

パートナーのいない独身の負け犬の遠吠え!なーんて思われたくなかったからか?笑

 

ならば、環境を変えてしまえ!と大好きだった仕事に専念できるところ、成長できそうなところに引越しをすることに。

 

この引越しのメリットは主に2つ。「実家からの脱出」と「自然の中でヨガの仕事」をすること。

 

まずは三重県のお仕事に応募!!


この頃は、約5年働いていたヨガスタジオを辞め、業務委託でインストラクターとして働いていた。

 

インドに行く前にはお金を貯めるため掛け持ちをして平日昼間は派遣OL、夜はヨガのお仕事、なんてこともしていたものだ。

 

スタジオの中でヨガをするというよりも、都会からも抜け出して自然の中でヨガのクラスをしてみたいとも思っていた頃。

 

リトリートやヨガティーチャートレーニングのアシスタントの仕事はないものかと仕事探していたところ、リゾートホテルの朝ヨガ、オイルトリートメントの仕事を発見!

 

沖縄の海の近くのホテルと三重県の緑の中のホテルと2つ掲載されていたが、私は海よりも山派。緑豊かな三重県のホテルに応募。

 

面接後に無事内定。1ヶ月後が引越しとなった。31歳の誕生日前の引越し。

 

目標であった三十路の間に実家脱出に成功!!(まあ、大きな荷物は実家に置かせてもらうので体だけの脱出ではあったけど。)

 

三重県志摩市にお引越し!!


はじめての三重県。旅行でも行ったことがない。三重と行ってもいろんな顔がある。

 

名古屋って言ってしまいたい「桑名」「四日市」、F1の有名サーキットがある「鈴鹿」、

 

思わず駅の看板を写真にとってしまう「津」(一文字「つ」が私にとってはおもしろい)、牛でおなじみ「松坂」、

 

水族館や真珠島のある「鳥羽」、伊勢神宮がございます「伊勢」、そして今回生活することになった志摩!!

 

(バスの中などでも見ることができた下のポスター⇩とても好き)

大阪・京都・兵庫・名古屋からのアクセスは良好。お客様もこの辺りからいらっしゃる方が多かった。私は東京から新幹線で名古屋へ。

 

名古屋から志摩方面には近鉄特急で2時間ちょっと。特急に乗るととても近く感じる。

 

ちなみに、大阪にケチって各駅で行った時は4時間弱かかった。お休みの日には、都会が恋しくなり大阪・名古屋に遊びに行ったりもした。

 

 

はじめての寮生活!!


私の生活していた寮は、決して新しくはなかった。

 

でも、疲れて寮に戻る時にキレイな夕焼けを見れるとハッピーな気持ちになれて明日も頑張ろうと思えた。加工なしでこの色ってすごくない!?

家賃は光熱費込みでお給料から引かれる。共同トイレとお風呂付き。インドの経験からここでも生活できる!とその時は強気になれた。

 

食堂は食券制で1食300円位。契約は1年ということだったので、この1年は貯金も頑張ろうと心に決める。

 

寮に住んでみて思ったこと。私のホームタウンでは、鳥といえばスズメ、カラス、ハト。でも志摩ではトンビや名前のわからないカラフルな綺麗ななき声の鳥も沢山いた。

 

星の数が半端なく綺麗で彦麻呂さんなら「空の宝石箱や〜」と叫んでいたに違いない。星がありすぎて、夏の大三角形やオリオン座などの有名な星座を探すのが大変。

 

施設の中には里山があって、6月には蛍を見ることができる。蛍って電灯がなくて、きれいな水があって、土がないと見ることができないらしい。

 

自然の中での暮らし、自然の中で仕事ができるということに幸せを感じながら過ごせた。

 

 

 

お世話になったホテル


◉アクティビティの部門で働く

当時は家族向けのアクティビティも充実。夏はキャンプファイヤー、ホタルや星空ウォッチング、カヤック、朝ヨガやポールウォーキング。

毎日違うお客様。年齢層もお子様からお年を重ねた方まで。基本的に一期一会だったけど、各シーズンごとにいらっしゃるご夫婦と再度レッスンをご一緒できたりすると、嬉しさ倍増。

 

夏はお子様連れが多かったけれど、お子様以上に親御さんの方が子供の頃に戻ったかのように楽しんでいる姿を見ることもできた。

 

そして、所属していた部署には、星のソムリエや虫や生き物が大好きなお兄さん、お姉さんも働いていたので、専門的な話を聞いているうちに、自然と虫やカエルを触れるようになった。

 

目線が大地に近づくとでも言おうか、自然に対して好奇心を持てるようになり、色々な種類の生き物や植物を知ることができた。

 

以下、かわいいカエルや虫の写真。

カエルや虫が苦手な人はすっ飛ばしてくださいネ。

 

 

 

 

 

虫は苦手でダンゴムシとか幼稚園以来触ることがなかった私が、いつの間にか気になった生き物を写真を撮るようになっていた。一緒に働いたスッタフの方がいろいろ楽しく教えてくれたおかげで。

 

◉虫の先生

「虫の先生」と呼んでいたお兄さんがいた。ナナフシや大きなカニみたいな生き物を寮(虫の先生の寮の部屋で)飼っていた。ずいぶん面白な趣味だけど、ここまで「強烈な好き」があるとある意味かっこいい!?

 

インドで見た木の棒のような虫の写真を「この虫なんていうんですか?」と見せてみたら、「これは日本で写真取りました?」と間髪入れず聞いてきた先生。

 

「なんでそんなこと聞くんですか?」と尋ねると「これは日本ではいないと思う。」ときっぱり。今もまだ働いているのかなあ〜。下の写真は虫の先生のペット。

 

◉広い敷地内はカートでお散歩

わたしはペーパードライバーで免許証なんて身分証明として使用してきたタイプ。

 

ホテル内をゴルフで利用するカートで移動するのだが、はじめ慣れなくて苦労した。カートも運転できない自分がちょっと恥ずかしかった。今までは歩くか自転車か電車だったから。

 

でも、慣れないカートで広い敷地内をお散歩しているとたくさんのステキな場所に出逢えた。今は工事も終え全く違う姿になっているみたい。

おやすみの日には朝ヨガにわたしも参加。この時は大好きだった姉さんの朝ヨガ。あたたかいシーズンはヨガテラスでレッスン。そよ風も気持ちいい。BGMは鳥の鳴き声や風の音♩

nemu resortのテラスヨガ。お天気がいい日は最高!!

 

まわりには海も山もあり遊ぶところがそんなになかったことから、仕事に没頭できる環境はありがたかった。しかーし、全くヨガ的なスローライフとはかけ離れていた。

 

朝6時過ぎからは朝ヨガの準備、繁忙期は夜は遅くまでお部屋でのオイルトリートメントの業務と重なり、部屋に戻って速攻寝る。バタンキューな生活の時もあった。

 

今思うと、結構忙しかったし、よく頑張ったねって当時の自分に言ってあげたい。

 

 

実家を脱出しよう!! 


今回は自然の中でヨガのレッスンをしたいという目的もあったけれど、もう一つ忘れてはいけない目的が。それは実家からの脱出。

 

実は20代の前半に2年位実家を出て練馬区に1人暮らしをしたことはあった。ただ、実家に電車で1時間位で帰れてしまうこともありちょこちょこ戻っていた。

 

結局、実家に出戻って、三十路まで過ごす。私は、母と一緒に料理を作ったりせず、家事もあまり手伝わなかった。

 

実家暮らしでも、家のために働き支えている方もいると思うけれど、私は残念ながらそんなタイプではなかった。今さらだけど、お母さんに「ごめんね」と「ありがとう」を言いたい。

 

寮生活では水回りは共同、部屋にキッチンはついていない為、食堂を利用していた。家事全般を自分でやるという環境ではなかった。

 

1からの人間関係やはじめての土地での生活、今まで育った場所とは真逆の環境の中で過ごせたことで、私の中の本当に大切なことを改めて整理できた。

 

本当に大切な友達だけが残り、家族の大切さを知り、今まであまり欲のなかったお金に対してもやっぱり大事なものなんだなって。

 

この仕事の契約を終えたら、タイとそのまわりのアジアを周り、東京か、日本のどこか気に入った場所、またはご縁がある場所で1人暮らしをしてみよう!なんて思っていたなあ。

 

この気持ちを高校卒業か二十歳過ぎくらいに持つことができたら、私の人生もっと良くなっていたのかなって、タラレバを考えてみたり。

 

とにかく、自立は早い方がいい。(家庭の事情もあるだろうけど、大丈夫ならば☺︎)実家を出ることで、「人生」という冒険にやっと参加できる気がする。

 

 

さいごに・・・


今回はモヤモヤの募った自立してないわたしが思い切って環境を変える為に三重に引越ししたときの話でした。今思うと「三十路」ってまだまだ若い!

 

独身・パートナーなしならば30歳から35歳なんて最高になんでもできる時!!わたしもこの30〜35歳は人生の黄金期にするっと開き直って突き進んでいた頃。

 

これから、この黄金の歳に入る人たちが羨ましい。とても楽しい時期だと思います!!ぜひ楽しんでください。アラフォー女より。