人生を変えた30歳からの旅と結婚

人生を変えた!?World Rose Yoga Chang Mai【チェンマイ/タイ】

人生を変えた!?ヨガスタジオ


もうかれこれ7年近く前になるだろうか。タイのチェンマイにタイ古式を学ぶ為、2ヶ月滞在。

 

タイ古式以外にもチェンマイでやってみようと思っていたことがある。それは現地のヨガスタジオに通うこと。

 

平日はタイマッサージの学校、土日はお買い物したり、カフェ巡りをしたり、マッサージを受けたりしていたけれど、この週末はヨガスタジオへ。

 

せっかく海外に来ているんだもの。世界中のヨギ達と同じ空間でヨガしてみたいじゃないですか!!

 

私の行ったヨガスタジオはイベントで知り合ったヨガのイントラ(インストラクター)がブログで紹介していて、なんか良さそうだな~って思っていたスタジオ。

 

日曜日のレッスンは午前中のみ。行きたい人はレッスン後にみんなでランチを食べに行くのが恒例らしい。

 

もし、この日曜日にレッスンを受けてランチ会に参加してなかったら今頃何していたんだろう?結婚もせず、母親にもなってなかったんだろうなあ。

 

 

Wild Rose Yoga Chiang Mai【タイ/チェンマイ】


このヨガスタジオのHP→Wild Rose Yoga Chang Mai

 

ヨガ友何人も行って良かった!と言っているスタジオ。レベルは高く、世界各地のヨガインストラクターと会える場所だと勝手に思っている。

 

チェンマイに2・3ヶ月の滞在中にレッスン持つインストラクターもちらほら。英語でのレッスンになるので出身が英語圏の方や英語が得意な先生が多い。

 

初心者でももちろん大丈夫。ポーズができないことを馬鹿にする人なんていないし、皆淡々と自分のペースでやっている感じ。

 

蚊は気になるかもしれないけれど、蚊除けスプレーをしてからレッスンに入れば大丈夫でしょう。とてもセンスのあるおしゃれなヨガスタジオに気分は上がるはず。バリっぽいスタジオ。

 

海外の先生のクラスを英語で受けてみたいなあというのもある。私は英語が流暢ではない。だからこそなんかワクワクする。

 

アーサナ(ポーズ)の流れから「次はこのポーズが来るかなあ」とか予測してみる。当たると嬉しいし、予測が外れてもおもしろい。

 

 

はじめてのWild Rose Yoga


とある土曜日。

 

やる気満々で行くと、その日は2時間のワークショップで英語で解説をしながら進めていくらしい。

 

「英語での解説ありのワークショップかあ。」と受講するか悩んだ。

 

ただ、もう今日はレッスン受ける!と心に決めてきているので、受講せずに帰るわけにいかない。担当の先生の雰囲気も素敵だったこともあり、チケットを購入。受けることにした。

 

欧米人が9割くらい。すぐにわかった。雰囲気で。ヨガ初めての人なんかここにはいないって。玄人の匂いが満載。

 

かっこいいヨギ、美しいヨギーニがたくさん。とてもスタイリッシュっでウェアの着こなしとか、髪の毛の結き方とか好みの人が多く、人間観察が楽しい。

 

着替える場所の説明をもらい、足を洗うの忘れないでと言われる。更衣室へ向かい、足を洗おうとするけれど、シャワーの場所がわからない。

 

そんな時、アジア系のキレイなお姉さんが更衣室に入ってきた。「(仕方ない、話しかけてみるか・・・)」と心の中でつぶやく。

 

「エクスキューズミー・・・ウェア イズ・・・」と言いかけたところで、

 

「あれ、日本人ですか!?」と質問される。

 

アジア系のキレなお姉さんは日本人だった。正直なところ、日本人には見えず。外国人だと勘違い。このパターンはちょっと恥ずかしい。

 

このお姉さんはマユミさん。長くチェンマイに滞在していてこのスタジオにも結構通っているみたい。少し前までは日本人の友達も数人いたそうだが、みんな日本に帰ってしまったとのこと。

 

まあ、とにかくこのワークショップは日本人は私だけかな~なんて思っていたけれど、マユミさんがいるということで少しホッとした。

 

 

 

 

海外ヨガスタジオ ワークショップを受けてみた!


レッスンが始まり、少したつとダウンドックのポーズ解説がはじまった。誰かポーズのモデルして!と先生。

 

「うっわ。モデル絶対嫌だなあ。何が嫌って英語のやりとりがスムーズにいかなくて、変に時間使っちゃうのが申し訳ないんだよなあ。」と思っていると「YOU!!」と私をみて先生はにっこり笑った。

 

「(キタ~~~~~。引き寄せたなあ。。。)」

 

もうしょうがない。何言ってるか分からなかったら、口を左右に引っ張りながら、目をぱちくりキョロキョロさせて、わからない~って表情でもするか・・・と腹をくくる。

 

とにかく、堂々としよう。しっかりアイコンタクトをして背筋だけは伸ばしておこう。後は自然な笑顔で対応すればどうにかなる!(と思う)

 

マットの上でダウンドック(下を向いた犬のポーズ)をとる。水かきが見えるくらい大きく指を開いて、背中がそらないように腹筋を使って。

 

なんやかんやでその場を乗り切り、次に待っていたのがペアでアジャストし合いっこ。ポーズはハーフムーン。私が得意ではないポーズ。

 

ペアになったのはタイ人の男性でヨガのイントラ。名前を聞かれたので、元気に「アイム ユカリ!」と答える。私も名前を聞き返す。すると、「シャンプー!?」と回答あり。

 

指先で頭を洗う仕草をしながら、びっくりした顔で「シャンプー!?」と疑うように聞いてみると、「チャンプ!!」とのこと。アーサナのチャンピオンになったことがあるんだって。

 

そして、チャンプさんとハーフムーン(ポーズ)のアジャストの仕方を練習。このポーズは骨盤の向きが大切。おへその向きが真横を向くように優しくアジャストの練習。

 

そんなこんなであっという間に2時間が経ちこの日のレッスンは終了。

 

帰り際にマユミさんに「明日も来る?明日のレッスンは午前中だけだけど、その後はみんなでランチを食べに行くんだよ。ランチは自由参加。行こうよ!」って声をかけてもらった。

 

せっかく異国の国に来ているんだ!行ってみるか!というノリで次の日の日曜日にもレッスンに行くことにした。

 

 

海外ヨガスタジオ 通常レッスンを受けてみた!


翌日、日曜日。

 

この日は普通のクラス。結構ハードだったなあ。ヴィンヤサでどんどんポーズが展開されていく。

 

遅れて入ってきた男性が私の斜め前にマットを敷き、レッスンに入ってきた。アームポーズを次々に軽々しくこなしていくのが視野に入ってくる。

 

レッスンが終了しその男性を横切ろうとした時、脚をポンポンと叩かれる。反射的に振り返り顔を見てびっくり。タイマッサージスクールが一緒のジョナさん!

 

このジョナさんは、笑顔を褒めてくれた人。英語が上手に話せる話せないよりも、大切なことを気づかせてくれた人でもある。

 

「よくここくるの?あなたはヨガティーチャー?」と聞いたら「初めてきた!アシュタンガヨガを教えているよ!」だって。

 

「ジョナさんもランチ食べ行くの?」って聞いたら「行こうかな!」ってことで、マユミさんとジョナさんと3人でランチ会をするカフェに向かった。

 

 

運命の出会い!? ヨガレッスン後 恒例のランチ会 


 

カフェに着いたら、なんやら楽しそうな管楽器の音楽が聞こえてきた。数日前にゲストハウスが一緒の人と行ったジャズバーでサックスを吹いていたお兄さんがこのカフェでも演奏していた。

 

2Fに上がると自然派系の料理が並んでいて、ビュッフェ形式になっている。もう、いくらだったかは覚えていないけれど、手ごろな値段だった。

 

最初の2時間くらいは席を移動したりもせず、マユミさんとジョナさんとずっと話していた。

 

ジョナさんは以前結婚していて、銀行マンの時もあった。いい時計をはめてスーツ着てバリバリ仕事をしていたんだと。

 

でも今はお金や物に執着がなくなり、ヨガをしながら旅して生きているとのこと。チェンマイはこんな感じのお金が全てではない系の人に会うことが多かった。

 

妄想も入っていたかもしれないが、何故だかジョナさんの言うことは理解ができた。そして、私の意味のわからん英語をジョナさんは何故だかわかってくれた。不思議。

 

席を移動してみようということになり、他の人たちが話している輪に入っていく。そして、少したってマユミさんが外国人男性に話しかけられた。カタコトの日本語で。

 

見た目で人を決めつけるなんてナンセンスだけど、まさか日本語を話し出すとは思わずびっくりした。カタコトでも日本語を話そうと一生懸命な感じが嬉しい。

 

いろんな人がいるもんだなあ~と思いながら、時間をみるともう夕方5時近く。

 

「おいとまします」と帰ろうとしたが、マユミさんが「ユカリちゃん、もう少し話そうよ!」と声をかけてくれた。

 

実は今朝、ゲストハウスをチェックアウトして、まだ荷物だけ預かってもらっていること、今日の寝床が決まっていないのでそろそろ探しに出たいと言うことを話す。

 

すると、カタコトで日本語を話す外国人男性が話し出した。

 

「僕の隣にいる彼は明日の早朝国に帰る。僕たちのシェアハウスの一室が空くよ。どうですか?」

 

一緒に来ていた友達が帰国するらしい。しかも、帰国する彼の奥さんもヨガのインストラクターで数ヶ月このヨガスタジオで教えていたんだと。

 

シェアハウス!人生で初めてのことだ。どんな人が他に住んでいるんだろう。この人達は妖しくはなさそうだけど。

 

まず見に行ってどんな場所か、どんな人が住んでいるか確認してから決めることにした。カタコト君がバイクで連れて行ってくれるらしい。

 

酒飲みやら、喫煙者、いけないお薬が人生に必要な人たちならばそこには泊まらず、ゲストハウス探そう。

 

この時はカタコト君が将来の夫となるとは想像すらできなかった。人生ってほんとわからないものだ。笑。

 

チェンマイに行く時に「この旅は直感で行動する!」ってのは決めてはいたけれど。この直感が正しかったか、間違っていたかのかは私の人生をかけて見極めることにしよう。笑。