人生を変えた30歳からの旅と結婚

【妊娠初期】#1 なぜ今?妊娠検査薬が陽性に。

 

MOTHERの第1回は夫と出会った時の思い出〜妊娠初期、妊娠がわかった時のことを書いています。

 

コロナで世間が賑わっている中での出産。出産後にわかったのですが息子は21番目の染色体が1本おまけについていました。

 

21番目の染色体がトリソミーになっている。トリソミー21。ダウン症です。忘れないうちに、妊娠発覚から書いておこうと思います。

 

自分の妊娠・出産・子育ての記録のために。また、ここで書いたことが何らかの情報となりお役に立てれば嬉しく思います。

 

今回のお話は、

 

  1. 夫とはじめて会った日に卵の在庫のお話
  2. 結婚して1年経っても子供ができないと不妊?
  3. 妊娠発覚と妊娠確定

 

 

夫とはじめて会った日に卵の在庫のお話


 

はじめて夫に会った日、まだお付き合いをする前のこと。こんな話をした。

 

ヨガスタジオのレッスン後にランチ会に参加。そこでシェアハウスに誘われて、確認しに行ったところ、住人に変な人がいなかったのでハウスメイトになる。

 

みんなで夜ご飯も食べて、シェアハウスに向かう途中、もう少しお話してから帰ることにした。

 

タイ・チェンマイのとある夜、ゆったりと流れるピン川を眺めながら。

 

「あなたの将来の夢は何?」と聞かれたので、「ワーキングマザー」と答えた私。

 

「どんな仕事?」と聞かれたので「楽しいと感じる仕事。今はヨガの仕事。」

 

「なんで子供が欲しいの?」と聞かれたので、「本能」と答えた。

 

「あなたは子供は欲しくないの?」と聞いてみたら、「欲しくない」とあっさりと言われた。

 

続けて、「卵の在庫がどのくらいあるか検査したら少なかった。だから、ママになれるのかわからないけれどね。」ってことも伝えた。

 

初対面だったけれど、この日は合計8時間くらいずっと話っぱなし。

 

まあ、わたしは英語が得意ではないから時間がかかったってのもある。

 

彼から感じる謎の癒し、異国の地で外国人と会話とするいう日常と違う異空間に助けられて、素直にいろいろ話してしまった。

 

こんなに真剣に知らない人に自分のこと話したのははじめてだった。

 

英語だとどうしても直球の質問や回答になる。上手に話せないから。

 

当たり前だけど、母国語の日本語では遠回しに話してみたり、おちゃらけてみたり。

 

流暢に話せるからこそ本当のど真ん中の話から避けて話ができてしまう。(していたことに気づく)

 

卵子の話とかはじめてあった日本人には決して話したりしなかっただろうし。

 

その日から、健全な友達期間、結婚を前提として恋人となり、遠距離恋愛を経て私たちは結婚。

 

8ヶ月後には夫婦になった。

 

 

 

結婚して1年経っても子供ができないと不妊?


 

1年が過ぎても、2年が過ぎても、3年が過ぎても、4年が過ぎても子供はできず。

 

しかし、不妊治療はしなかった。

 

結婚生活で変わった事といえば、わたしは子供が絶対欲しい!と言っていたけれど、「夫婦2人の人生でもいいっちゃいい!」に変わり、

 

夫は夫婦2人の人生が希望だったのに、「子供がいてもいい!」に少し変わった。

 

赤ちゃんよ、来るなら来い、来ないなら来ないでOK。

 

このまま日本で過ごすか、ベルギーに移住するか悩んだ末、「2人の人生楽しもう!ベルギーに行ってみよう!」ということに。

 

わたしは海外に住んだことがない。

 

2・3年住んでみてまた日本に戻ってもいいし、そのまま住み続けてもいい。

 

どうなるかはわからないけれど、「いい経験になるね!」といった感じで移住を決めた。

 

メルカリとジモティーで家具・家電をほぼほぼ売って、残った荷物はトランク4つと段ボール4つ、タイの女の木彫りの置物と竹でできた屏風、木の縁の鏡だけ。

 

これで2人分。

 

収集癖のない夫とミニマリストを目指している私の荷物は少ない。

 

先に夫が行き、住む場所や仕事など新しい生活を2人で始められるように整える。

 

わたしは、後片付けと住居の引き払いをしてから追いかける。

 

また、数ヶ月は遠距離になるけれど少しの我慢。

 

よし、完ぺき。

 

そして、

 

数日後、妊娠発覚。

 

 

妊娠発覚と確定


 

なんか生理が来ないな~まさかね、と思いながらも、検査薬の真ん中にすぐ線が現れた。

 

「まさかね、今頃になって急に。なんかやり方間違えたのかな?」

 

と思いそっとトイレから出て、赤い線の入った検査薬をポイっとゴミ箱に捨てる。

 

昔の私だったら、大喜びしてずっと検査薬を眺めていたであろう。

 

でも、急に思わぬタイミングでやってくると。

 

現実をすぐに受け入れられない私がいた。

 

普通に手を洗い、自然に振舞う。

 

自然に振る舞おうと不自然な生活を数時間続けた。

 

ただ、頭の中では「妊娠」の2文字がずっと健在していてもう気が気じゃない。

 

もう駄目だ確実ではないけど、言ってみよう。

 

「妊娠したかも。もう1回試してみて、また同じ結果だったらすぐに伝えるね。」

 

そして、またトイレの時間。

 

 

少し緊張しながらトイレで確認。

 

やっぱりすぐに真ん中に赤い線。

 

「やっぱり妊娠してる。」とトイレから叫び、呼び寄せ、検査薬を見せる。

 

「そうか・・・」と言いながら固まる夫。

 

恐ろしいくらい真顔だったなあ、あの顔一生忘れられない 笑。

 

人ってこんなに真顔になるんだ~って思ったもん。

 

まあ、とにかく病院に行ってみないとね、ってことで病院を予約。

 

病院で妊娠7週目。豆粒くらいの胎児。

 

最終生理日を忘れてしまっていたので、胎児の大きさから週数を判断してくれた。

 

心拍の確認もとれた。

 

そんなこんなで、めちゃくちゃ嬉しいけど、タイミング的にどうなの?て思いと想定外の妊娠に困惑しながら、妊婦生活が始まっていく。

 

続きは→#2【妊娠初期】どっちで産む?ベルギー?日本?