なんとかデリーの空港に到着し、無事、先生や一緒に過ごす仲間と合流。宿泊先までの道のりや1ヶ月過ごした施設や街のいろいろを思い出して書いていきます。
(わたしが行ったのは数年前のこと。写真など今とは異なるところがあると思うのでご参考までに。)
三十路女、聖地リシケシへ!聖なる川ガンジーとご対面!
空港から宿泊先まで
デリーの空港を出発。待ち合わせ組はみんな一緒にバンで移動。乗ってすぐに、インドの運転事情にびっくり。
前の車にポコポコ当てながらも、何度当たっても気にしない。ひどすぎる渋滞、家族4~5人で赤子も一緒にバイクに乗っている姿、目をそらさずにジーと真顔で見てくるインドの方に興奮。
窓の外を眺めているとインド人とよく目が合う。向こうから決して目をそらさない。手をふると濃ゆい真顔から急に綺麗な笑顔に早変わり。みんな綺麗な白い歯している。
道が進むごとに道路の整備は悪くなり、宿泊施設に到着までのラスト2時間、シートから度々お尻を浮かせながら、窓ガラスに頭をガンガンぶつけながらの移動。
途中で晩ごはんを先生にご馳走して頂き、車に揺られること計8時間、深夜3時に宿に到着。やっと、やっーと着きました。
洗濯機なし、テレビなし、お湯が出ないシャワーの生活
私たちはタポバンという小さな町でこれから1ヶ月生活。宿主から鍵をもらい、適当に部屋を決め、1つのホテル?に皆で泊まる。1人1室のお部屋。
行く前から洗濯機はない、シャワーは水しか出ない、TVはない、ということは知っていました。これも私の1つの挑戦。
かなりのテレビっ子が TV なしの日常に耐えられるのか?虫やイモリなどと一緒に暮らせるのか?この時のわたしの将来の夢は「バックパックは1つでも強く楽しく生きていける人」でした。
お部屋のシャワーは聞いていた通り、お湯は出ません。宿の主よりお湯にする為の説明を受けその通りにやってみることに。ポリバケツに水を張り、ハンダコテみたいなものを入れて待つこと40分。
電気を使って水→お湯へ。
そろそろお湯になったかなーと手を入れてたら、
ビリビリっ!
感電するところだった。
あぶない、あぶない。
バケツ1杯のお湯で当時おへそまであるロングヘアの髪の毛と体を洗っていきます。
洗えるんです。いつも流しっぱなしだったシャワーを反省。このバケツ1杯でロングヘアでも洗えることを知りました。
この滞在の1ヶ月のうち、雨が降った日は0日。つまり毎日晴れ。こういう日が続くとホテルのタンクの水が無くなったりすることもあるみたいです。
蛇口ひねれば水が出る、これってありがたいこと。当たり前と思っているけれど場所によっては当たり前ではない。
そういえば、TVなしの生活というのを今も続けています。曜日と時間で何を見たいか言えるぐらいTV好きだったのが嘘のよう。
今と昔では、随分時間の使い方や興味を持っていることが変わったなーと思う今日この頃です。
日本からの持ち物
日本からの荷物は30Lの富士登山でも使用したバックパック1つだけ。
・行き帰りの服を1セット
・ヨガウェアにもなる(スパッツ・カップ付きキャミ・パンツ・Tシャツ)を2セット
・新調したセーターを1枚(帰国時は11月なので)
・教科書
・肌ケア用品
・シャワー用具
・歯ブラシ
・携帯・お財布・パスポート持参。
・発熱、お腹の薬
ヨガマットは現地で購入することにし、現地に寄付して帰国。ケア用品も現地で買うつもりだったので、日本からは家にあって使い切ってしまいたいものを持参。男性並みの荷物の少なさ。
その日の洋服を手洗いして干して、新しいものに着替えて、セーターを着て寝る。昼前、お日様が出て暑くなって着たら、セーターとTシャツを脱いでキャミソール1枚で1日過ごすという生活を送っていました。
どんなアーサナでも取りやすく、そのままご飯も食べに行くのもおかしくなく、洗濯しても薄手で乾きやすそう!なものを持っていきました。
(瞑想・呼吸法のレッスンの時は、タイパンツのようなワイドなパンツでもいいと思いますが、アクティブなアーサナのレッスンの時だと、足上げた時に太ももの方までガーとまくり上がってしまうのが好きではないので、フィットするスパッツタイプが好きです。)
普段の生活もずっとすっぴん。女子力はないがシンプルな心地よい暮らし。飾る必要がない。これからもキャミソールとビーチサンダルで生活していきたい。
お土産
ちなみに・・・今回のお土産。30Lのバックパックで行ったはいいが、帰りはカバンが1つ増えていました。。。
ヨガの練習の時の服やら肌ケアグッズ、歯磨き粉、シンギングボウルやティンシャ、家族や友達、職場へのお土産。。。
この頃はまだ「写真が旅の最高のお土産!」なんて思えなくて、いっぱい買ってしまった。
リシケシの街のいろいろ
ラクシュマンジュラとラムジュラの2つの大きな橋が2つ。こちらの写真はラクシュマンジュラ。
橋の左側には、シュリトラヤンパクシュワールテンプル!
私達はインド北部リシケシにある、タポバンという小さな町でこれから1ヶ月、住みながらヨガの勉強。
まあ、はじめてのインドということもあり、ヨガの勉強!も大切だが「インド」を体感している!という感じ。
ーはじめての沐浴ー
宿から歩いて15分から20分でガンジス川に行けます。朝の瞑想がAM6:30から開始となるので、朝4時くらいに部屋を出て同じT Tのサワコさんと一緒に沐浴へ。
賑やかな街は一転、早朝はかなり静かでかなりキレイ。牛さんのうんち1つない。誰かがお掃除してくれているんですね。賑やかな昼間とは別世界。
朝4時台のタポバンの様子
私は海には入りたいと思わないが、川にはなぜか入りたくなるんです。ドキドキしながらガンジス川へ。
この日はすでにもう沐浴している男性が!この男性はヨガティーチャーとのこと。毎朝 沐浴してるんだよーって言っていました。
朝一、恐ろしく寒かったが、ガンジーに思い切って入ることに。
上流だからまだそんなに汚いとは感じず抵抗はなかったが、曇りで全く暖かくない日。
ガタガタ震えながら入りましたが、冷たさに慣れてきたら意外にも気持ち良い!?
ーはじめてのプージャ(お祈りの儀式)ー
プージャは毎日夕方、1時間くらいガンジス川のほとりで行われ火をおこし、いろいろなマントラが唱えられます。
ガンジーに到着する前に会ったお花を売っている子供達から川に流すお花を1つ購入。
購入というか子供達の販売威力に圧倒されて買ってしまったというか。。。笑顔がとても無邪気で、写真を撮られるのがとても好きな子達でした。
子供達から買ったお花には、線香のようなものが1本ささっていて、そこに火をつけてガンジーに流す時がやってきました。しかし、マッチやライターを持っていません。
あたふたしてしたら、優しいインドの女性がマッチをくれました。が、なかなか火がつかない。風が強すぎてつきません〜。そんな中、インド女性は諦めず10回位、火を付けてくれました。ありがとう。
帰国して数年が経ち、悲しいニュースが。ガンジス川の大洪水で川のど真ん中にいたシヴァ神像は流されてしまったそうです。
ガンジーの脇にあった注文して2時間待たされたカフェも今はもうないんだよって友達が教えてくれました。
ガンジー沿いにはお店がたくさん並んでいて、その中にチベット出身の方のお店もありました。ティンシャとピアスを買った思い出のあるお店。
いつもチャイティーを出してくれるお土産屋さんのお母さん。無邪気でかわいかったお子さん大きくなっているんだろうな。
さいごに・・・
洗濯機やTVのない生活、沐浴、プージャ(ガンジー沿いで夕方行われる儀式)に街に繰り出しお買い物など、インドを感じながら生活できて最高でした。
よくインドに行くと、もう1回行きたいとハマるか絶対に行きたくないかハッキリ分かれやすいと言います。
わたしはビーサン にも関わらず、道で牛のウ◯チを踏んでしまいましたが、わたしはもう1回インドに行きたい!!に一票です。