妊娠初期、どちらの国で産もうか悩んだお話。
コロナで世間が賑わっている中での出産。出産から数時間後、市内の病院からこども病院に救急車で息子だけ転送。バースプランとは全く違う出産。驚いたなあ〜。
産まれてからわかったのですが、息子は21番目の染色体が1本おまけについていました。21番目の染色体がトリソミーになっている!トリソミー21、ダウン症。
ベルギーでも産んでみたいなあと思ったりもしましたが、出産後の起きたことを考えると日本で産んでよかったなのかな?と今となっては思っています。
忘れないうちに、妊娠発覚から思い出して書いておこうと思います。今回はどちらの国で産むか悩みに悩んだ思い出。
自分の妊娠・出産・子育ての記録のために。また、ここで書いたことが何らかの情報となりお役に立てれば嬉しく思います。
2019年10月のわたし達
結婚5年8ヶ月。
不妊治療はしていない。
これからは2人で楽しく生きて行こう!
キャンピングカー借りてヨーロッパを貧乏旅行しよう!
ベルギーに住む方向で話が進んでいた。
2人とも仕事を辞めて。
家電や家具は「ジモティ」や「メルカリ」でほとんど売却。
ベルギーで出産 or 日本で出産!?
どちらが良いのだろう。
ベルギーで産むのか?日本で産むのか?
息子の将来がかかってくる。
「息子くんは、人生のスタートをどちらの国で始めたいかな?」
よくお腹を撫でながら聞いていたもんだ。
私の頭の中
日本で産んだ方が良いのか?
ベルギーで産んだ方が良いのか?
もう私の頭の中はぐちゃぐちゃ。
こうした方が良い!とかこうしたい!とかこの時は直感とか何もなく。
私の頭の中はこんな感じだった。
<ベルギーで出産の場合>
ベルギーでは無痛分娩を選ぶ人が8割〜9割。
最近では日本でも多くなってきたけど、まだまだ普通分娩を選ぶ人が多いと思う。
もし人生の巻き戻しができるならば、普通分娩も無痛分娩も「同じ子供」「同じ状況」で味わってこっちがよかった!と判決を下してみたい。(まあ、そんなことは無理だけど。)
入院期間も日本は長い。
普通分娩だと確か産後6日間、帝王切開だと8日間は入院が必要。病院によるのかな!?
夫の友達は出産後は次の日に退院し、家でゆっくり過ごしていたんだって。
もちろん病院やお母さん、赤ちゃんの状態にもよるんでしょうけど。
言葉の問題はあるにせよ、どうにかなるだろう!なんて楽観的に思っていた。
ただ、夫が仕事に行っている間に何かあった時はちょっと不安。
身が軽い時に移住を済ませて、少しでも生活していたら悩まずにベルギーで産んでいたんだろうけど。
妊娠中期で移住、高齢の初産ってちょっと冒険しすぎ!?
もしベルギーで産むならば、なるべく早く夫を追いかけていかなくては。
妊娠後期になると飛行機にも乗れなくなるし。
<日本で出産の場合>
夫、片道チケットを購入し再び日本に戻る。
家具・家電はもうない。わたしの実家で一緒に住むという選択肢はないので、九州を出て静岡の親戚の使っていない家具家電付きの一軒家を借りる。
そして、出産後にコロナの状況もみながら寒くなる前に3人でベルギーへ行く。
ベルギーで産むと私のおもしろい人生経験が増えるけれど、日本で産むと親孝行ができる!?のかな〜。
1回も「孫の顔が見たい」とか言わなかった両親。
いつも私のやりたいことを許してくれた。
孫の誕生という喜びをfacetime とかでなく、実際に近くで感じてもらえる。
実際の分娩という本能丸出しの時に意思疎通がスムーズにできる環境の方がいいだろうし。
夫的には「産むのはユカリ、ユカリが決めて」
・・・どちらがいいんだろう!?もうなんかよく分からない!!てなっていた。
結局、日本での出産
2019年も後1ヶ月をきった12月の出来事。
そろそろどちらで産むか決めなければ。
総合的に2人で話した結果、日本で出産することを決める。
「新しい仕事がはじまったとはいえ、ベルギーなら出産の前後1週間は休めるだろう、みんなそうする!家族が1番大切!ダメって言われたらそんな仕事辞める。」と夫。
ただ、そのあとが心配だと。
私が海外で生活するのがはじめて、子供を産むのもはじめて、フラマン語話せない、出産も大変だけど産後も大変すぎじゃないか?
日本で出産してからベルギーで生活することもできる。孫の成長を見守れない私の両親にせめて出産した時には赤ちゃんを抱っこさせてあげたい。
この辺のことが決め手となり日本で産むことに。
夫は日本に戻るための航空券を購入。
出産後、いいタイミングで3人でベルギー行こう!でもコロナはどうなるんだろうって。コロナのことが心配だった。
どこの病院で産む?
転院先も決定。
お産を扱っている病院は2つと助産院が2つ。
助産院も憧れがあり、問い合わせをしてみたけれど、初産+高齢出産だからと断られる 笑。
私は38歳の出産。
「最低でもあと2歳若ければねえ〜。力になれなくてごめんね。」とベテラン助産師さん。(泣)
万が一のことも考えていろんな科がある市立病院に決定。
そして、夫は日本へ早めの帰国をすることに。
つづきは→#3【妊娠:中期】産婦人科の転院 軽自動車で旅をするように引越し。